「無添加食品ってよく聞くけど結局何がいいのかわからない」
「全部を無添加にしないと意味ないの?」
「無添加食品って高くて手が出せない・・」
便利な生活はありがたいけど、やっぱり気になる家族の健康。
食品添加物を避けたいと思っても、何をどこまで選べばいいのか迷うことも多くあります。
この記事では、無添加食品の基本や選び方のポイントを分かりやすく説明しています。

無理のないペースで継続して、10年先も大切な人達と明るい毎日を過ごしたいよね。
無添加食品とは?定義と基準


無添加食品というと、食品の加工・保存・味付けの過程で人工的な添加物を使用していない食品をイメージします。
今までは、法律上の明確な基準があやふやだったこともあり、製造者が独自の基準で「無添加」と表示しているケースも多く、販売者と購入者の考え方にズレが生じることも多くありました。
2024年4月から新たな規定が施行され、無添加表示に関する厳格化が進みました。
新規定によると、「無添加」と表記する場合は以下を満たす必要があります。
- 実際に該当する添加物が使用されていないこと
- 消費者に誤解を与えない適切な説明を付け加えること
例えば、「保存料無添加」と表示する場合、その食品に保存料が一切使用されていないことが条件です。同時に、保存料以外の添加物が使用されている場合は、それを明示する必要があります。
参考:「食品添加物の不使用表示に関するガイドライン」、 「食品添加物の不使用表示に関するガイドライン」
3. 無添加とオーガニックは違う
無添加は主に「添加物を使用していない食品」を指しますが、オーガニック(有機食品)は「農薬や化学肥料を極力使用せず、生産された食品」を指します。
どちらも健康志向の消費者に人気ですが、無添加食品が原材料や添加物にフォーカスするのに対し、オーガニック食品は生産方法全体に着目している点が大きな違いです。
無添加食品のメリットとデメリット
メリット | デメリット |
---|---|
1.身体に優しい 2.味が自然でおいしい 3.子どもにも安心 | 1.賞味期限が短い 2.コストが高め 3.入手が難しいことも |
メリット
- 身体にやさしい
化学的な添加物がない食品だと、家族にも安心して出せます。
特に食品添加物に敏感な方やアレルギー体質の方には安心です。 - 味が自然でおいしい
自然な素材を使い、添加物に頼らないため、素材本来の風味や香りが楽しめることが特徴。
品質に対するこだわりが強い商品が多い傾向にあることも嬉しいポイントです。 - 子どもにも安心
子どもは添加物の影響を受けやすいと言われています。
少しでも身体に負担がかかるものや、国内外で議論がなされているものは避けておきたいのが親心。
デメリット
- 賞味期限が短い
保存料を使用していないため、食品が早く劣化する可能性があります。冷凍食品以外は消費期限に注意が必要です。 - コストが高め
無添加食品は、添加物を使用してコスト削減ができない分、価格が高くなることがあります。
厳選された素材を使うことも価格を押し上げる要因です。 - 入手が難しいことも
流通量が少なく、身近なスーパーマーケットでは手に入らない可能性があります。
添加食品を選ぶポイント


- リラベルを確認する
- 信頼できるブランドやサービスを選ぶ
- 価格と品質のバランスをみるスト
1. ラベルを確認する
食品表示ラベルには、添加物の情報が記載されています。
- 具体的なポイント
- 原材料名の確認:原材料欄の中で、カタカナや化学的な名称(例:ソルビン酸、アスパルテームなど)がある場合、それが添加物である可能性が高いです。
- 一括表示の確認:保存料、甘味料、着色料などの一括名が記載されている場合も、添加物が含まれています。
- シンプルな材料表記を選ぶ
添加物を避けたい場合は、原材料が少なく、自然なものだけで構成されている商品を選びましょう。
例:原材料が「大豆、塩、麹」のみである味噌など。 - 有機認証マークを確認する
「有機JASマーク」がついている食品は、添加物の使用が厳しく制限されています。
2. 信頼できるブランドやサービスを選ぶ
無添加食品を取り扱うサービスで、特に評判の良いものは以下のとおりです。
坂ノ途中![]() ![]() 環境負荷の小さい農業の普及や 新規就農者と連携。 無農薬・無化学肥料の野菜を 中心に販売。 | 秋川牧園![]() ![]() 自社生産の鶏肉、卵、野菜 牛乳などが人気。 農薬や化学肥料に 頼らない農業を実践。 | 大地を守る会![]() ![]() 農薬や化学肥料に依存しない 農業を推進。 無添加・オーガニック食品を 幅広く取り扱っている。 |



大地を守る会と秋川牧園は40年以上、坂ノ途中も15年以上の信頼と実績のある企業だよ。
3. 価格と品質のバランスをみる
- キャンペーンの利用
有機野菜などを扱う食材宅配サービスは、ほぼすべての企業で初回限定キャンペーンを実施しているため入会前に必ず利用しましょう。 - コスパが良い食品から始める
「完全無添加」ではなく、「保存料不使用」「化学調味料不使用」など少しずつ意識を高めていくことで、お財布にも無理なく無添加食品を取り入れていけます。
初心者が最初に取り入れたい無添加食品


- しょうゆ(調味料)
- だし(出汁)
- パン
- 冷凍食品
- おやつ(お菓子)
1. しょうゆ(調味料)


選び方のポイント
- 「丸大豆使用」「天然醸造」と表記されているものを選ぶ
- 原材料は「大豆・塩・小麦」のみが理想
<おすすめの醤油>
まずはここから。原材料:大豆(国産)、小麦(国産)、食塩(国産)↓


食品添加物は一切使用せず、塩水割もしていないこだわりの100%純醤油。原材料:有機大豆(国産)、有機小麦(国産)、食塩(海の精:伊豆大島産)↓
2. だし(出汁)


選び方のポイント
- 原材料が「かつお節」「昆布」「煮干し」のみのものを選ぶ
- 「酵母エキス」「アミノ酸等」と書かれていないか確認
<おすすめのだし>
かつお節、昆布、いわし煮干、椎茸、あじをバランス良く配合した化学調味料無添加のだしパック↓


原材料は全て国産。化学調味料・塩も完全無添加の便利なだしパック↓


3. パン


選び方のポイント
- 保存料や乳化剤不使用のものを選ぶ
- 「国産小麦使用」「天然酵母」と書かれているパンがおすすめ
<おすすめのパン>
今話題の米粉100%・無添加・卵乳砂糖不使用。アレルギーや身体の不調にも安心↓


4. 冷凍食品


選び方のポイント
- 保存料や化学調味料不使用と表記されたものを選ぶ
- 原材料がシンプルで素材の味を生かしている商品がおすすめ
<おすすめの冷凍食品>
確固たる人気がある冷凍食品↓




5. おやつ(お菓子)


選び方のポイント
- 着色料・香料が使われていないものを選ぶ
- 砂糖は「てんさい糖」「黒糖」など自然由来のものが安心
<おすすめのおやつ>
国産のおから・てんさい糖など身体にやさしい素材のみでつくられた大人気クッキー↓


無添加食品を日常に取り入れるコツ
- 登録が不要な実店舗で試し「満足できない」「比較したい」なら専門のサービスを試す
- 最初からすべてを無添加にせず、「保存料無添加」などを少しずつ取り入れる
- 「夕食だけ」「時間のある週末だけ」など少しずつ取り入れて、無理なく無添加生活を楽しむ



無添加食品は価格が高いし商品数も狭まるから、心理的にも経済的にも少しずつ取り入れるのがおすすめだよ。
まとめ:無理なく身体にいいことを


奥が深い無添加生活。
家族や周囲の人とのペースや便利さを考えると、すべてを「無添加」「自然なもの」にするのはなかなかハードルが高くなります。
無理をすると継続すら厳しくなってしまうので、できることから初めて自分に合うものを選んでいきたいですね。
毎日を心地よく過ごせるように、少し疑問に思ったところから手を付けていきましょう。